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地域課題は「労働力不足」「担い手不足」「規格外品の活用」ですが…

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仁木町インキュベーションプログラム(インプロ)運営のミヤジマと申します。

仁木町で2018年1月19日に開催される、仁木町インキュベーションプログラム。こちらは、参加者を孵化(ふか)させるとともに、仁木町の課題を解決する手段を生み出してほしい、というのがこのプログラムです。

地域課題は日本全国、「労働力不足」「担い手不足」であることは、これを読む方もご存知かと思いますが、北海道仁木町もまた、同様に「労働力不足」に悩まされています。

北海道の農業のイメージは「どでかい土地で」「牛や馬がいて」「機械が作業している」と想像するかもしれません。しかし、仁木町というところは、大規模な農業地は多くありません。ほとんどが、小規模の農家であり、フルーツを生産しています。

北海道でダントツ1位の果樹生産地

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画像のように、果物の生産が北海道内の4割以上である作物があり、「生で食べる用のぶどう」「さくらんぼ」「プルーン」は仁木町で生産されています。この雄大な土地、北海道でここだけ。隣の余市町と合わせると、さくらんぼは全国一の生産地なのだそうです。全国のスーパーで、「北海道産」と記載されたフルーツがあれば、二つに一つは仁木町産、ということですね。

生で食べるフルーツは、丁寧に扱います。だからこそ、人の手で収穫する必要があり、手間をかけて大事に育てられています。その反面、雪が多少なりとも降るエリアのため、冬にはフルーツの生産は行いません。

つまり、「春から秋にかけて人が大勢必要」で、「冬は仕事がないので一年中雇用することはできない」のがこの仁木町の地域課題における特徴でもあるのです。

労働力が果たして必要かどうか

この課題に関して、「季節雇用を多く呼び込む」または「丁寧に収穫などができる機器の開発、購入」が解決策となりそうです。

しかし、「季節雇用をしたい人がどれだけ存在するのか。この点が、最近の『地方創生』などに欠けている部分ではないか?」というのが、NIKIインプロの運営チームで挙がっている疑問でした。近隣にリゾート地の「ニセコエリア」「ルスツ」「キロロ」がある場所柄、冬にリゾートバイトをする人たちが存在している、というのも確かです。すでに、農業のお手伝いとして夏場を過ごしている方も多くいらっしゃいますが、「人生これでいいのか」と考えてしまう、と実践者にお話をお聞きすることもあります。

若い世代や大学生の多い時代であれば、「季節雇用を呼び込む」という方法は、最良の手段だったのかもしれません。しかし、最近の若い世代はアウトドアを好むと同時に、インドアが好き。どこかへドライブしても、必ず夜は家に帰りたい。お酒を飲みに行く、というのが普通の生き方ではなくなったようです。だからこそ、どこかへ滞在するより、通える場所の仕事を選ぶ。

つまり、「季節雇用を呼び込む」のではなく、「新たな解決策を生み出せる人、生み出せる場」づくりをしたい。これが、NIKIインプロという場の存在意義です。

プログラムに参加したメンバーで、あーでもない、こーでもない、という案を生み出します。それに合わせて、地域の方々の情報を組み合わせます。「それなら、あそこにあるぞ」などなど。もしあなたが「まだプロではないから…」と考えているようであれば、あなたが得意なことを伸ばし、どんどんやって欲しい。不足している事は、チームで解決しましょう。

仁木町インキュベーションプログラムは、2018年1月19日から3日間の開催です。

 

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